ケアの取り組み

このたび、社会福祉法人立縫会 特別養護老人ホーム立縫の里は、令和6年度「介護職員の働きやすい職場環境づくり 厚生労働大臣表彰 奨励賞」を受賞しました。
本表彰は、介護職員が安心して働き続けられる職場環境づくりに積極的に取り組む介護事業所を表彰するものです。
今回の受賞は、日々利用者様の暮らしを支えている職員一人ひとりの努力と、これまで継続して取り組んできた職場環境づくりが評価されたものと受け止めています。
介護記録システムや介護ロボット、インカム、ノーリフトケア、AIなどの新しい技術を活用し、職員の業務負担を軽減するとともに、ケアの質の向上に取り組んできました。
介護現場では、利用者様の状態把握や記録、情報共有、移乗介助など、日々さまざまな場面で職員の判断や対応が求められます。そうした中で、ICTや介護テクノロジーを活用することにより、職員がより安心して働ける環境づくりを進めています。
大切にしているのは、機器やシステムを導入することそのものではなく、それを現場でどう活かすかです。記録を効率化するだけでなく、蓄積された情報をケアに活かし、利用者様一人ひとりの状態に合わせた支援につなげることを目指しています。
また、記録は単に残すものではなく、ケアを振り返り、次の支援に活かすための大切な情報と考えています。
そのため、後からまとめて記録するのではなく、ケアの流れの中で速やかに行うことを大切にしています。その時の状態や職員の気づきを正確に残すことで、次の支援や委員会での振り返りにつなげています。

こうした取り組みを現場に定着させるため、各委員会活動にも力を入れています。
委員会では、記録されたデータを画面に表示し、職員で共有しながら日々のケアを振り返っています。記録をもとに利用者様の状態や支援の内容を確認することで、気づきや課題を共有し、一人ひとりに合った支援や業務改善につなげています。
また、委員会やスタッフ会議には多くの職員が参加し、現場での気づきや意見を出し合っています。こうした日々の積み重ねが、職員同士の連携を深め、よりよいケアと働きやすい職場環境づくりにつながっています。

私たちが目指しているのは、利用者様がその人らしく穏やかに暮らせる場所であり、職員にとっても安心して働き続けられる職場であることです。
介護の仕事は、人の暮らしを支える大切な仕事です。その仕事を職員一人ひとりが前向きに続けていくためには、やさしさや努力だけに頼るのではなく、働きやすい仕組みや環境を整えていくことが必要です。
今回の受賞を励みに、これからも利用者様の尊厳を大切にしながら、ICTや介護テクノロジーも活用し、職員が働きがいを感じられる職場づくりを進めてまいります。