ケアの取り組み
特別養護老人ホーム立縫の里とグループホーム静妙庵では、これまで年2回だった避難訓練を見直し、現在は毎月実施しています。

日々の業務の中で、毎月訓練を行うことは簡単ではありません。それでも毎月実施するのは、年に数回の訓練では、すべての職員が繰り返し経験することが難しいからです。
火災や地震、山火事など、災害はいつ、どの時間帯に起こるか分かりません。特に夜間は、限られた人数の職員で利用者の皆様を誘導する必要があります。
また、災害時に誘導に係るのは特別養護老人ホームやグループホームの現場職員だけではありません。事務職をはじめ、他部署の職員も関わります。
だからこそ、特定の職員だけが訓練を経験するのではなく、職種や部署に関わらず、誰がその場にいても同じ認識を持って動けることを目指しています。

訓練では、車椅子を押して避難することだけを目的にはしていません。
実際に訓練を重ねる中で、避難場所の認識に違いがあること、誘導時の声かけ、どこから・誰から誘導するのかなど、具体的な課題が見えてきました。
また、限られた人数で、何度も建物内を往復せずにどう誘導するか、「忘れ物があっても避難後にとりに戻らない」といった基本的な行動についても確認しています。
訓練でわかったことは職員で共有し、次の訓練で確認します。前回の課題を間を空けずに確認できることも、毎月訓練を行う理由の一つです。


立縫の里と静妙庵では、停電時に備えて非常用自家発電設備を整備しています。また、立縫の里は、災害時に支援を必要とする地域の方を受け入れる福祉避難所にもなっています。
こうした設備があっても、実際の災害時には、その場にいる職員が状況を見て判断し、行動する必要があります。
そのため、設備面での備えとあわせて、毎月の訓練を行い、災害時に職員が落ち着いて対応できるように取り組んでいます。
